はじめてでも
自宅で簡単に検査!
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排卵日を事前に
把握することの重要性
妊娠は卵子と精子が互いに生存している時期に出会うことから始まります。女性の体内での精子の生存期間が約2~3日であるのに対し、卵子は排卵後、約24時間しか生存しないといわれています。従って、排卵の前又は直後の性交が最も妊娠しやすく、妊娠を望む上で排卵日を事前に把握することはとても大切なことです。
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検査の原理
黄体形成ホルモン(LH)は、女性ホルモンの一種で、普段から少量分泌されています。生理(月経)周期の中頃に短期間ですが、このLHの分泌量が急激に増加します。このLHの大量分泌をLHサージといい、LHサージから約40時間以内に排卵が起こるといわれています。「ウー・マンチェックLH」は尿中に分泌されるLHを検出しLHサージをとらえ、排卵日の予測の補助を行う検査薬です。この検査薬は、LHサージを検出するもので、排卵を確認するわけではありません。6周期検査し、適切な時期に性交しても妊娠しない場合は、医師にご相談ください。
HOW TO USE
- 検査開始のタイミング
次回生理(月経)開始予定日の17日前から検査を開始してください。
検査開始日から、毎日ほぼ同じ時間帯に検査をしてください。
アルミ袋からテストスティックを取り出し、キャップを外す。
直接かける場合
テストスティックのグリップを持ち、
右の図のように、採尿部全体に
5〜10秒尿をかけて濡らす。
採尿部は必ず下向きにし、上に向けたり、スティックを振ったりしないでください。
紙コップ採尿の場合
乾いた清潔なカップに尿を採り、
テストスティックの採尿部全体を
5秒程度浸す。
(採尿後はできるだけ速やかに検査をしてください。)
尿を10秒以上かけたり10秒以上浸さないでください。
テストスティックの採尿部にキャップをして、判定窓が上向きになるよう平⾯におき、時間を計測する。
試験が始まると、ピンク色の液が判定窓を移動していきます。赤色のラインが見えるまで5〜10分間待ってください。10分を過ぎての判定は避けてください。
⾚⾊のラインが出ていることを確認し「判定」へ
判定のしかた
判定窓のテストライン【T】(キャップ側)とコントロールライン【C】の色の濃さを比較して、陽性・陰性の判定をしてください。
初めて陽性になった時が、LHサージが検出されたということであり、間もなく排卵が起こるというしるしです。
陽性
[基準]ラインに比べて[判定]ラインが濃い、もしくは同等の濃さの時
初めて陽性になった⽇か、その翌⽇が最も妊娠しやすい時期(排卵⽇)です。
LHサージが検出されました。
間もなく排卵がおこると予測されます。
陰性
[基準]ラインに比べて[判定]ラインが薄い、もしくは出ない時
今回の検査ではLHサージが検出されませんでした。
翌日以降もほぼ同じ時間帯に陽性になるまで検査を続けてください。
判定不能
[基準]ラインと[判定]ラインの両方出ない時、[判定]ラインのみ出た時
今回の検査では判定できませんでした。
新しいテストスティックを使用して、再検査してください。
余ったテストスティックは、使用期限内であれば
次回以降の検査にご使用できます。
Q&A
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Q1避妊目的に使用してはいけないのでしょうか?
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A本品は、妊娠の成立のために排卵日の予測の補助を行う検査薬であり、避妊目的に設計されていません。LHサージから通常排卵がおきると言われる40時間を大幅に超えて排卵がおきる場合があること、精子は体内で3日以上生存する可能性があること、検査薬がLHサージをとらえる前に排卵がおきる場合があること、検査結果が陰性であっても、体内では卵子が生存している可能性もあることから、確実に避妊できるものではありません。
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Q2生理(月経)周期が不規則で、5、6日ずれることもあるのですが、検査はいつ始めるのが良いですか?
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A生理(月経)周期が不規則な場合は、最近の2〜3周期の中で1番短かった周期を目安にして次回生理(月経)開始予定日を決めてください。
なお、生理(月経)周期が非常に不規則な場合は、重要な疾患が潜んでいる可能性も考えられるため、なるべく早く医師に相談してください。
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Q3計算に従って決めた検査開始日を今月は過ぎていましたが、いつから始めたらいいですか?
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A検査開始日をすでに過ぎていた場合は、次回の周期にあらためて検査開始日を決めて検査してください。
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Q4検査を始めて2日が経過し、陰性が続いていましたが、3日目の検査を忘れてしまいました。4日目から再開した方がいいですか?
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A4日目に検査をして陰性であったとしても、3日目に陽性であった可能性があり、排卵日を正確に予測できないおそれがあるため、次回の周期にあらためて検査開始日を決めて検査してください。
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Q51日1回と2回のどちらがいいですか?
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A本品はLHサージをとらえることで、排卵日を事前に予測するものです。LHサージは短時間に急激におこりますので、1日2回検査を行っていただくと、よりLHサージがとらえやすくなります。
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Q6飲酒、喫煙、かぜ薬等の服用は判定に影響しますか…?
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A影響しません。ただし、不妊治療のために投与されている薬剤の中には判定に影響するものもありますので、医師にご相談ください。
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Q7テストラインが尿をかけてから10分以降に濃くなったのですが?
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A10分を超えてからの判定は避けてください。
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Q8検査1日目に陽性になったのですが?
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A既に排卵された可能性があります。妊娠を望む場合は、できるだけ早く(可能であれば陽性になった当日に)性交することで、妊娠の可能性が高まります。また、検査1日目から陽性となった場合は、陰性が確認できるまで検査を続けてください。検査期間中、陰性が確認できず、陽性が続いた場合は、早期に医師の診察を受けてください。
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Q9一定期間陰性が確認された後に陽性となった場合、翌日の検査は不要ですか?
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A初めて陽性となった日とその翌日が最も妊娠しやすい時期(排卵日)なので、検査結果が陽性となった時点で今回の周期での検査を終了してもかまいません。最初に陽性が確認された日から約40時間以内に排卵することが予測されます。(ただし、検査1日目から陽性になった場合は、Q8をご参照ください。)
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Q106周期検査し、性交を持ったのに妊娠しないが…?
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A妊娠しにくい原因は排卵に関する問題だけではありません。
また、生理(月経)が順調だから問題がないということでもありません。妊娠しにくい原因は様々ありますが、女性側の原因の多くは治療が可能です。自分一人で悩まず医師にご相談ください。この検査の結果や基礎体温を測定した結果があれば診断に役立つでしょう。できればパートナーと一緒に相談に行かれることをおすすめします。
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Q11排卵日を知る手がかりである基礎体温と排卵日予測検査薬のちがいは?
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A排卵がある周期の場合、基礎体温は低温相と高温相の二相があり、低温相から高温相に変化した頃に排卵があったことが推定できます。
多くの場合、体温が上がってから排卵があったことが分かるので、基礎体温法では前もって予測することは難しいといわれています。
一方、尿中の黄体形成ホルモン(LH)濃度の上昇が始まってから約40時間以内に排卵がおこることが知られており、排卵日予測検査薬でLHの分泌量の変化を調べることで約1日前に排卵日の予測の補助を行うことができます。
排卵日予測検査薬は補助的に排卵を事前に予測し、基礎体温は排卵を後で確認できますので、特に生理(月経)の不規則な方は基礎体温と排卵日予測検査薬を併せて使うことをおすすめいたします。
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Q12最も妊娠しやすい時期はいつですか?
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A初めて陽性になった時から約40時間以内に排卵がおこる可能性が高いと予測され、その時期が最も妊娠しやすい時期といえます。
ATTENTION
してはいけないこと
避妊目的で使用しないでください。
本品は、避妊目的に設計されておらず、検査結果が陰性であっても確実に避妊できるものではないので、避妊の目的で用いてはいけません。
(本品は、排卵日予測の補助を目的とした検査薬であり、避妊目的には使用できません。性能上確実に排卵日を特定できるわけではありません。避妊法(経口避妊薬の服用等)を行っている人は検査を行わないでください。)
相談すること
1.次の人は使用前に医師に相談してください
- 不妊治療を受けている人
- 通常の性交を継続的に行っても1年以上妊娠しない人
- 生理(月経)周期が極端に不順又は経血量が異常など月経異常がある人
2.次の人は医師、薬剤師に相談してください
- 検査期間中、陰性が続きLHサージが確認できない場合(早期に相談)
- 6周期検査し、適切な時期に性交しても妊娠しない場合
- 説明書の記載内容で分かりにくいところがある場合
検査時期に関する注意
1日1回検査する場合
1日1回毎日ほぼ同じ時間帯に検査してください。
1日2回検査する場合
1日2回(例えば朝夕)検査をしてください。
毎日ほぼ同じ時間帯に検査してください。
その他の注意
使用後のテストスティックは、不燃焼ゴミとしてお住まいの地域の廃棄方法にしたがって廃棄してください。